会長挨拶
第45回日本小児栄養消化器肝臓学会
会長 鍵本 聖一(社会福祉法人桜楓会 医療型障害児入所施設
カリヨンの杜 理事長、施設長)
謹啓
第45回日本小児栄養消化器肝臓学会を開催させていただきます鍵本です。この学会は小児の栄養、消化管、肝臓を広範にカバーし、多くの問題を論議する随一の全国学会です。基礎、臨床、社会的事案の最新知見の共有を図り、診療や研究の方向づけを行っていただければ幸いです。
学術集会のテーマは“命をつなぎ、育む”としました。生まれた小さな命を救い、多くの人たちのつながりのなかで育ててゆくことは、我々の願いであり、使命であると思うからです。中でも栄養、消化器、肝臓はいずれもそれに大きく寄与する領域ではないでしょうか。
今回は、乳児期発症の炎症性腸疾患の研究リーダーであるトロント小児病院の Aleixo Muise 先生に特別講演をお願いしております。他にも、これからの小児の消化器病診療の方向についてシンポジウムを予定しています。全国より多くの先生方、関連領域の方々にご参集いただき、幅広く、また深く、討論をお願いいたします。
開催地の大宮は武蔵一の宮氷川神社の門前町であり、中山道の宿場町であり、また鉄道の町でもあり鉄道博物館もございます。学会の合間には秋のひととき、こうした風情もお楽しみいただければ幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。